2015年3月30日月曜日

練馬区チャンピオンは語る③


①メンタル・続 緊張モードから挑戦モードになろう

前回、メンタルの良い状態は

無気力→怒り→緊張→挑戦

だという話をしました。
僕は今までの試合経験で「挑戦モードになること」や「いつも通りのプレーをすること」が大切だということを嫌というほど思い知らされてきたので、試合前には緊張をほぐし「挑戦モード」になれるように努力しています。
メンタルの強弱や考え方は人それぞれ差があるので参考になるかはわかりませんが、僕が試合前に意識していることを書いておきます。

『試合前の考え方(中村Ver.)』
・やるだけやって負けたら仕方ない
・負けたって命が取られるわけでもあるまいし
・相手も努力してきた強い人だろうし、とりあえず自分のできることをしよう

なんだか弱気な感じもしますが、僕は一回負けを受け入れることで緊張をほぐします。
「勝ちたい!」という気持ちだけが先走ると、目の前のプレーに集中できなかったり、無駄に緊張します。
「自分のプレーをして負けたら仕方ないよね」という考えになることで、気楽に試合に向かうことができます。気楽になれれば、おのずと普段のプレーが出てきます。独特かも知れません。錦織選手を始めとしたトッププロ、他のコーチはまた違う考え方をしているのだろうと思います。でも、上の考え方で勝てるようになった(緊張しなくなった)のでヒントにしてみてください。

結局、いつも以上のプレーがいきなりできるわけでもないし、やることやっても勝てない相手には勝てない。無駄に緊張して、普段のプレーを妨げるのが一番もったいないと僕は思います。

今回の練馬区の試合では、準々決勝でメンタルコントロールを失敗しながらもギリギリで勝利したことにより、準決勝に向かうときに「これ以上ひどくなることはない。ほぼ一度失った命、もうなにも怖くない」という開き直りからいつも以上の挑戦モードになれました。

準々決勝が素晴らしいプレー過ぎたら、逆に準決勝の寿コーチ戦であそこまで乗れなかったと思います。何が吉と出るかわからないですね。 奥深いメンタルの世界、皆さんの意見も聞けたら嬉しいです!